〜あなたのお悩みに詩のクスリを〜

*ただいま試しの公開中です。後日本格的に更新開始!!








●生きることに、ほんの少し疲れてしまったら
 ⇒処方


●うまく眠れなかったら⇒処方



●心にトゲが刺さったら⇒処方





●先行きが不安になったら⇒処方


●ひとにやさしくできなかったら⇒処方


●気分が、いらいらしてきたら⇒処方


●「好きなことに夢中になって、社会性がなくなって
  しまったら」⇒処方






●生きることに、ほんの少し疲れてしまったら



「草に身を埋める漂泊者」

フランツ・ヴェルフル/神保光太郎

ぼくは疲れた。あるき疲れた。
ぼくの心は重い。重いが快い。
ぼくは疲れてなどいない。
心も重くない。
ぼくはあるき疲れただけだ。
心は快く重いのだ。
それは何故だかぼくは知っている。
大地はぼくのようにきよらかな者を
こころから愛しているのだ。
そしてぼくをかたくかたくかき抱くのだ。






うまく眠れなかったら



「寝顔」  松木千鶴

あなたの しづかな顔を
わたしの蝶が

あなたの ゆめに 花粉をあびせ
わたしの蝶が
ひら ひら ひら ひら






心にトゲが刺さったら



「手のきずからこぼれる花」  大手拓次

手のきずからは
みどりの花がこぼれおちる。
わたしのやはらかな手のすがたは
物語をはじめる。
なまけものの風よ、
ものぐさなしのび雨よ、
しばらくのあひだ、
このまつしろなテエブルのまはりに
すわつてゐてくれ、
わたしの手のきずからこぼれる
みどりの花が、
みんなのひたひに心持よくあたるから。






先行きが不安になったら




「飛行機」  石川啄木

見よ、今日も、かの蒼空に
飛行機の高く飛べるを。

給仕づとめの少年が
たまに非番の日曜日、
肺病やみの母とたった二人の家にゐて、
ひとりせっせとリイダアの独学をする眼の疲れ…

見よ、今日も、かの蒼空に
飛行機の高く飛べるを。






●ひとにやさしくできなかったら



「みどりの窓」  竹久夢二

あなたのために
窓をあけ
あなたのために
窓をとぢ
みどりの部屋の
卓のへに
青い花を
さしませう。

あなたのために
窓をあけ
あなたのために
窓をとぢ
みどりの窓の
日あたりに
青い小鳥を
かひませう。

あんまりはやく
幸福がきて
あんまりはやく
幸福がゆかぬやうに
私達は
待ちませう。






●気分が、いらいらしてきたら



「豚」  八木重吉

この 豚だって
かわいいよ
こんな 春だもの
いいけしきをすって
むちゅうで あるいてきたんだもの






●「好きなことに夢中になって、社会性がなくなって
  しまったら」




「るす」  高橋新吉

留守と言え
ここには誰も居らぬと言え
五億年たったら帰って来る









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